- ホーム
- ISO9001,ISO14001の規格改訂について
ISO9001,ISO14001の規格改訂について
ISO9001及びISO14001が2015年に改訂されました。
主な変更内容
ISO9001
・章立ての変更
規格の章立てが、付属書SL(AnnexSL)に沿った順番になります。
※付属書SLは、各規格ごとにバラバラだった要求事項の項目を共通化するための規格の章立てのテンプレ
ートです。
・記述の一般化とサービス産業への適用性向上
業種によらない、より一般的な用語を用いることで、サービス産業を含む多くの産業への適用を容易に
なります。
・組織の状況
「4.1組織及びその状況の理解」及び「4.2利害関係者のニーズ及び期待の理解」が要求されています。
・プロセスアプローチ
2008年版にもプロセスアプローチに関連する記述ありましたが、十分でないという反省のもと「4.4.2プロセス
アプローチ」が追加されました。
・リスク及び予防処置
あらかじめ起こりうる品質マネジメントシステムに係わるリスクや機会などを想定し、事前に対策を取ることが
要求されています。
新たな追加ではなく「予防処置」の延長線上にあると考えらます。
また、リスクマネジメントとしての要求事項は追加されていません。
・文書化された情報
品質マニュアルは含まれておらず、「7.5の文書化した情報」で一本化されています。
書類の要求は簡素化しました。
・外部から提供される商品とサービスの管理
外部から提供されるすべてを対象としていします。
ISO14001
・章立ての変更
規格の章立てが、付属書SL(AnnexSL)に沿った順番になります。
※付属書SLは、各規格ごとにバラバラだった要求事項の項目を共通化するための規格の章立てのテンプレ
ートです。
・リスク及び機会への取組
内部及び外部の課題が組織の目的に関して意図した成果を達成する組織の能力に影響を与えるかを見極め、取組む必要のあるリスク及び機会を決定し対応を計画することが求められています。
・外部コミニュケーション
内部・外部のコミュニケーションの必要性を、何を、いつ、だれに、どのようにして、といったことを決定し計画
することなど現在の規格よりも踏み込んだ内容になっています。
・ライフサイクル思考、バリューチェーンへの対応
組織の状況を踏まえ著しい環境側面を決定する基準の設定を求めています
バリューチェーンへの取組み
購買プロセスでの配慮
設計開発プロセスでの環境配慮
改訂準備は、いつから行えばよいか?
ISO9001/ISO14001とも2015年9月15日の発行となっています。
移行期間は、3年ですので2018年9月14日までに移行する必要があります。
疑問点は、お気軽にお問合せください。
規格改訂について、ご不明な点はお気軽にお問合せ下さい。